風早物部饒速日王国

十六八重菊紋・風早宮大氏神神紋

[第一章] 浄闇の御動座祭は鎮魂祭だ!

8. 高名和登美大神祭祀の由来

天神とは後世に至り「菅原道真」を天満宮の祭神として祀った事から学問の神様として菅公の代名詞になってしまったが、本来は「天照国照」を冠する饒速日尊のことである。

したがって高縄山頂を「天神が森」と称するのは至極妥当なことである。また「登美」とは饒速日尊が大和國鳥見白庭山に天降ったと「國造本紀」に記されており、それに擬せて四国風早國では秀麗なる高縄山を「登美高名和」と命名し祖神を偲び神体山として往古風早國造物部阿佐利命が山頂に一社を設けると共に、人民が参拝し易いよう風早平野中央の現在地(風早宮大氏神)にも神社を創建したものと考えられる。